2007/11/22

旨そうな理想



よしながふみ『きのう何食べた? 1』
卑怯だ。旨そうだ。

ゲイがゲイであるがゆえの挿話もあるので、「ゲイである必要無いじゃん」という突っ込みがあまり要らないのも良い。ただ、メインの2人を男女ペアに変えても普通に面白いんだろうな(『愛がなくても喰ってゆけます』のように)と思えてしまうのが、ちょーっと残念かなぁとも。
メインのゲイ、料理を作る「どっちかというと」ネコ役の敏腕弁護士・筧君は、ゲイな部分を除いて私の理想。40代でも太らずに、料理が出来る(おそらく料理以外の家事全般に秀でてるんだろう)。それでいて仕事も出来るというのは、私でなくても理想にしたくならないかい?
こんなこと書くと、よしながふみの理想の男って実は筧みたいなヤツなんじゃないかと思えてきた。でも実際は、(旨いのは好きだけど)あまりメシの味に興味が無いようなヤツばかり、か?

上田篤『都市と日本人』
日本史では(言い忘れてましたが、私のメジャーは日本史なんですよ)、ここ何年か都市論が流行しているらしいのですが、これもその流れに乗ったものなのか? わかりませんが。
都市や町を「神」というキーワードで切って、その切り口をのぞいてみるという面白さ。オタクは日本論が大好き(オタク論=日本人論になることが多いし右寄りだから)なので、こういうのはウケるんじゃないかな。
しかし、京大工学部の建築史を出た人って、面白い本書くんだろうか。某ドエロな人も京大の建築史だった。情報を募集します(笑)

余談
今日の毎日新聞夕刊の小泉武夫のコラムで、“日本の棚田百選に選ばれたこともある、人の手の加えられていない自然”などというフレーズがあって(うろ覚えなので引用符「 」は使いませんね)、面白いトートロジーだなぁと思って観測しました、まる。

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