2008/05/17

名前だけで買えるマンガ家

まだ私は2人しかそういうマンガ家をもっていません。出来れば他の方に、どんなマンガ家がすごいのか教えて欲しいところです。とりあえず、自分が「マンガ家買い」してしまえるマンガ家を紹介。

河合克敏
 →『帯をギュッとね!』『モンキーターン』『とめはね!』等
最新作の『とめはね!』は個人的には微妙なんですが、マンガ大賞にノミネートされていたり。『モンキーターン』はアニメ化もされていましたね。
『とめはね!』までは、熱血主人公が物語を引っ張っていくスポーツマンガを書いている、という印象。とにかくカッコよく話を進めつつ細かくギャグ(とコイバナ)を挟み込み、ラストまで引っ張っていってくれる。『帯をギュッとね!』『モンキーターン』は、その登場人物の多さに関わらず、みなキャラがたっていてしかもストーリーに絡んでくるという、お手本にしたくなる物語作り。『とめはね!』はまだ3巻が出た段階なのでなんとも言えませんが、非熱血主人公(むしろヒロインが熱血)がどうゆるゆる話を展開していくのか期待。

よしながふみ
 →『西洋骨董洋菓子店』『フワラー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』等
『西洋骨董洋菓子店』はドラマ化されていまして、今度アニメ化されるようです。『フワラー・オブ・ライフ』は素晴らしい青春マンガ。『愛がなくても~』は、飯を食うエッセイマンガ。
とにかくこの人は、クライマックスへの伏線の張り方と持っていき方が尋常じゃない。短編ではそのマジックはあまり見られないけれど、前にあげた2作品はいずれも最終巻のために作品が作られていることがわかる。あとは、この人のご飯の描写が良過ぎ。旨そう。
他には、対談集である『あのひととここだけのおしゃべり』が資料的価値も含めて秀作。少女マンガとBL同人についての創作側からの話も垣間見られる。interestingです。

次点だと曽田正人と川原泉かな。曽田は『め組の大吾』『昴』あたりしか読んでいないので「絶対オススメ」とは言えず。「教授」こと川原泉は他人に薦められるまで最高に面白いってほどではないかと。はい。

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