2008/01/05

山積。

姉はBLマンガ積んでます。そんな金と勢いがあって羨ましい限りです。一方うちはと言いますと、父からの払い下げも含めて、現在22冊ほどの本(うち10冊文庫、8冊新書)が積まれています。一応BLも買ったりヲタ雑誌も買ったりしてるんですが、金欠ではしょうがないです。ハァ……


とりあえず今書けるだけのミニレビュー


猫田リコ『おつかいくん』
2001年から2006年までの増田リコの麗人での短編を集めたもの。うちにとっては、同じ日に姉と買ってしまったといういわくつきでもあります(姉にメールで問い合わせ→1冊だけタイトルを忘れる→その1冊がこれ→カブった)。
表紙買いです。表紙の子にショタを感じたので。絵柄も好みです。かなり省略した絵ですね。ベタと言うか、モロ二次元というか。
表紙は表題作「おつかいくん」の子だったのですが、マンガの方はショタ色ありません(特に絵は)。

でもね。

「スケスケスケベ」の菊千代ショタ!ショタ最高!!!
おっとヨダレが……

この人、結構少年娼婦好きなのかな? ちょっと漁ってみたいと思いまする。

ツジモト『GIANT KILLING』(綱本将也原作)
「このマンガがすごい!」にランクインしていたのと、『U-31』の綱本さんが原作ということで買ってみた。ちなみに『U-31』も素晴らしいマンガ。ジェフ千葉をモデルに、元日本代表の選手が、所属クラブから実質解雇され、「U-31なんてカテゴリ(31歳以下という意味)ねーんだよ!」と言われながらも代表を目指すというもの。リアルベースなストーリーに、吉原基貴の絵がマッチしていて良かったです。
そして、『GIANT KILLING』もサッカーマンガです。表題は「番狂わせの大物喰い」の意。『U-31』がプレイヤー、しかもプレイメイカーだったのに対して、こちらのターゲットは監督。元日本代表で暴れん坊だった主人公は、イングランド5部で指揮をとっていたところを、所属していたJ1チームに引き抜かれます。ちなみに、そのイングランド5部のチームをFAカップベスト32まで持っていったところが結構リアル。以前、マンUが同じく5部のチームにFAカップで引き分け喰らったことがあったりしてますし(参考:マンチェスターユナイテッド対バートン・アルビオンの試合を見て)。引き分け再戦なので、下部のチームにはかなり金になるとか。しかも上のクラブは過密日程の中にさらに試合を詰め込まれるというスゴイことになります。去年の天皇杯でもHonda FCが魅せてくれましたね。Jリーグでは「ベストメンバー規定」なんてシロモノも存在して、選手の消耗に拍車をかけています。どっちがいいのかはご想像にって話ですけど。閑話休題。監督業を、チームを含めて見せてくれるというのは面白そう。特に、チームのスタッフ(ラインとの対比の意味で)が描かれているのが良いです。監督、コーチ、フロントだけじゃない。広報は出て来たけど、出来れば運営責任者とか出て来て貰うと(個人的に)すっごく楽しい。警備の責任者とかね。新刊が出ているorもうすぐ出るようなので、チェックしておきます(`・ω・´)

「メカビ」'08年冬号
山田真哉(『さおだけ屋~』の人)のインタビューが載っていたことにまず驚き。彼の世代論は、彼の世代(31歳前後)以降の人間は“民主化後”の世界、つまりヤマトやガンダム、銀河鉄道999を見た世代が親となった世代であって、さしてアニメに違和感が無い。2000年代前後に青春期を過ごした人間は、よりアニメやゲームを普通のカルチャーとして捉えている、としている。これは、市川茂浩が『誰も知らなかったケータイ世代』(そう言えばレビューまだしてませんすいません)が提唱したケータイ世代(もしくはUnder79世代。1979年以降に生まれた、PCの操作より携帯の操作に先に習熟した世代。個人的に異論はあるがいまはおく)とも似ていて、「団塊」「新人類」だとかなんだとか言うのに、「U-79」だとか「ケータイ世代」というカテゴリが加わりつつあるのかと思う。
アニメ業界に関する話は、また知らない話が出て来て衝撃(皆川ゆか「この国のアニメのかたち」)。どうもWinnyか何かで、アニメ業界のカネに関する話が流出していたらしく、歴史的な経緯を含めてとても参考になった。アニメ業界を目指す方はどうぞ。ちなみに、個人的にアニメ業界の“伏魔殿”はテレビ局だと思ってます。あそこの、広告収入や番組制作費等等がほとんど公になっていないらしいし、現場に行く制作費が昔と比べてさほど上ってない(製作委員会に入るものは上っている)ところに、日本のアニメ業界の崩壊の兆しがあるのだろう。このへんの話は増田弘道『アニメビジネスがわかる』でどうぞ(この本もレビューしてないやorz)
あと、連載の「プロデューサーとは何者か?」も興味深かった。特に今回は、うちが一番やってみたいドラマCDのプロデューサーの方だっただけに、ほほうという感じ。要は最終責任者なんですねー。

今日はこのへんで勘弁を。と言っても明日があるかどうかは未定(レポートが……)

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